広告代理店勤務デザイナーが紹介する2021年トレンドデザイン
デザインは視覚を通してダイレクトに表現できる大切なツール。
例えばブログも同じで、見出しが無かったり、句読点の使い方がイマイチというだけで読者の離脱率を招きます。
字が汚い人の作文を読みたくなくなるのと同じです。
ただしデザインは芸術じゃありません。
デザインとは第三者が見やすく、読みやすく、理解しやすいことが何より大切。
そのベースの上に表現したいアクセントを加えたり、不要なものを差し引くことで美しく整えます。
デザインは「整理」の作業。
デザインで心がけているコト
私がデザイン業務を依頼された時に意識しているのはこの3つです。
①一番訴えたいコトは何か?
②不必要な要素がないか?
③クライアントが求めるテイストに倣っているか?
一番訴えたいコトは何か?
当たり前ですが、ガシガシデザインと向き合っていると沼にはまってしまい
肝心の伝えたいことから離れてしまうことがあるのです。
(デザイナーあるあるだと言ってほしい)
そんな時こそ初志貫徹!一番伝えたいことを見直すこと。
不必要な要素がないか?
今だに私も難しいと感じることのひとつなのですが、デザインにおいて文字数と余白のバランスは超重要。
文字が多くなり余白が少なくなるともちろん読みづらくなります。
すると①の一番伝えたいことが目立たなくなり伝わらない。
不要な物を丁寧に削ぎ落としていく作業が大切です。
クライアントが求めるテイストに倣っているか?
これは一番直感的で経験値が出ます。
クライアントとの相性や自分の得意なデザインとの相性も顕著に見えてしまいます。
そんな時はひたすら画像検索。
0から1を作れない時は、1から100への思考へシフト。
たくさんの素敵なデザインを参考にして、引っかかったデザインから100を生み出す作業。
遅ばせながら2021年流行りそうなデザイン
はい、大遅刻ですが、私なりに今年はやりそうなデザインをピックアップしようと思います。
まず前提として、最近は複雑なデザインではなく、より簡素化に、シンプルにしたデザインが好まれます。
さらにデザインとは時代と共に常に変化し、トレンドは日々アップデートされているので、日頃からアンテナを張っていなければなりません。
身の回りにありふれたデザインを無視せず、一度じっくり見てみると面白い発見があります。
ではいってみよー!
1 極細フォントとライン
一昔前は立体感のある文字が流行っていましたが、最近はシンプルな極細フォントが流行っています。
フォントも明朝体や筆記体系より凸凹が少ないゴシック系が人気。
2 異なる色相のグラデーション
数年前はベタ塗り背景が人気でしたが、ここへ来てグラデーションが流行りつつあります。
グラデーションといっても、同じ色相のグラデーションではなく、全く違う色相同士の組み合わせをよく見かけます。
思い切った色相構成で、思わぬデザインが出来上がる可能性を秘めています。
3 カット文字・カットライン
周りの囲い線やフォントにカットを入れることで、エア感を感じられるデザインです。
見比べると、カットしている方はすっきりしていて、極細のフォントが際立ちますね。
4 アイコンタイプ
いかにシンプルに、おしゃれに、分かりやすくデザインするか。
そこで生まれたのが、あらゆる無駄を削ぎ落とし、超シンプルに線だけで表現したのがアイコン系のデザイン。
ロゴだけでなくWEBデザインやECサイトで使われている。
※上記のロゴは例として上げていますので私が作成した物ではありません。
まとめ
芸術よりの絵画や漫画はとにかくスキルを磨かなければ話になりません。
しかし、デザインはちょっとPCやソフトウェアの知識があれば誰でもできます。
デザインにおいてのセンスは「観る力」だと思っています。
身近にあるデザインをたくさん観ることから始まります。
今回ご紹介したトレンドデザインを生かして自分だけのデザインを作ってみてください!
●おすすめ!Productivity
デザイン作業をするならやっぱりMac book Pro。持ち運びを重視するなら13inchくらいが◎
本格的にデザイン業務を行うならデスクトップ一択!
正直中古でも品質の良いものを選べば全然使えます。
●Recommended Posts
●マリーヌのTwitterはこちら↓
●素材引用: